幸せの代償に、あなたは一体何を差し出すことができますか?【僕は、君を殺して幸せになる】
GANMA!では夏の大型企画として、読切マンガを過去最大となる31作品掲載する「読切マンガ祭 夏の31連弾」を8月1日より開始しました!読切企画を盛り上げ、読切マンガをより一層楽しんでいただけるよう、掲載作家31名分のインタビュー記事を8月20日から毎日更新中!第2回は『僕は、君を殺して幸せになる』の作者である、加太潤一さんです!
作者:加太潤一
読切「タクマのキャンバス」がGANMA!初掲載し、「高架下のキャンバス」を初連載。
twitter : @ZyZtn
作品紹介:『僕は、君を殺して幸せになる』とは
名門高校サッカー部のエースだった田崎渡は、不祥事から起こした事故で右足を粉砕骨折し、夢を絶たれてしまう。
その時、人生に絶望した渡の前に、謎の男が現れる。
パラレルワールドの自分を殺せば、「事故がなかった世界線の自分」と入れ替わることができると男は言うが…
「誰もが"幸せ"になりたい ーだって僕らは…」
幸せとは何か?衝撃のサスペンスファンタジー
Q.読み切りを描くうえで一番楽しかったシーンを教えてください!
加太さん:
一番楽しかったシーン…なかなか決めかねますが、20~23ページのサッカー場で主人公が別の次元の、幸せな自分を観客席から観ているシーンですかね。「自分がいるはずだった場所に、自分では無い自分がいる」主人公を一番惨めに描くシーンで、この読み切りを描く上で最も重要と言っても過言ではないシーンなので気合いをいれて楽しく描けたと思います。また、描いていて一番主人公に感情移入が出来るシーンだったので、作画がスムーズに進んだこともあるのかもしれません!
▼同じ人間なのに、対象的な表情をしているのが印象的なシーン。IF世界でくっきり人生の明暗が別れていることがわかる場面だ
Q.読み切りを描くにあたって発想のきっかけになったことがありましたらお教えください!
加太さん:
自分が「たられば」人間だからです(笑)「あの時~していれば、今とは違う自分がいるんだろうなぁ」と、いい事も悪い事も思って身を震わせる事が度々ありまして、そんな「選択しなかった自分」に会ってみたいと思ったことが最初だったと思います。それから、その「自分」の人格は自分と違うだろうなぁ~とか、仕事は何をしているだろう?周囲の人間関係は?自分が「自分」に危害を加えたら罪になるのか?…etcと思いを巡らせ「これを作品にしたい!」と思いネームをきりました。
▼印象的な冒頭も、「もしこうだったら…」という加太さんの想像力から来ているのかもしれない
Q.今後、今回の読み切が連載化するとした場合、どのようなストーリーを想定しているかお教えください!
加太さん:
今作は設定に面白さがあるので、読み切りでは主人公一人に不思議なことが起こりますが、同時多発的に老若男女複数のキャラクターにも起こればもっと複雑になりますしそれぞれのキャラクターを深掘りできて面白いと思います。物語全体のテーマは、どこにでもある「幸福論」なので見やすいですし、キャラクターそれぞれの人間臭さ、醜い部分が魅力的に描けるタフなテーマだと思っています。共通の動機の中で多次元の「自分」とデスゲームを繰り広げるのも面白そうなので描いてみたいです。
▼あらゆる世界線での幸福の定義が物語の根本である
読み切りについて一言お願いします!
加太さん:
あなたは『殺す側』ですか?『殺される側』ですか?
次回予告!!
明日8月22日(木)は、『ホントウのかわいい。』の作者、野木せいやさんへのインタビュー記事がnoteマガジンで公開です!
GANMA!について
加太潤一さんの『僕は、君を殺して幸せになる』は、マンガアプリ「GANMA!」で2019年9月30日まで無料公開中です!
読切マンガ31作品はもちろんのこと、オリジナルマンガ190作品以上が掲載!サスペンス、恋愛、バトル、ホラー、ラブコメ、ファンタジー、ギャグなど様々なジャンルのマンガが毎日配信中です!
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GANMA! 読切マンガ祭 夏の31連弾(読者アンケート受付中)
引き続き、GANMA!な夏を、マンガの夏を、お楽しみくださいませー!