【編集者紹介記事】GANMA!の魅力あふれる編集者を紹介します 第1回:女性向け作品立ち上げのエース・T原氏
~はじめに~
マンガ家志望者の皆様、またはGANMA!編集部に入社希望の皆様、こんにちは。
元マンガ家志望者で、現GANMA!編集部のなんでも屋をやっている、たなかと申します。
マンガの原稿を持ち込んだり応募したりする際、気になるのは「この編集者はどんな人なんだろう」ということではないでしょうか。
編集部全体がどんなところなのか、どんな人がいるのかは、連載中の作家さんであってもなかなか見えない部分です。
また、編集部員として応募いただく際にも、内側はわかりずらいはず…。
そこで、GANMA!では数回に分けて編集部員を紹介していきます。応募を考えている作家さんの場合は気になる編集部員がいたら、応募の際に一言書いていただけると、もしかしたらマッチング率が少し上がるかもしれません。GANMA!に応募する際に、是非参考いただければ幸いです。
本日は第1回として、GANMA!の女性向け作品立ち上げのエース、T原氏をお呼びしました。
GANMA!の女性向け作品立ち上げのエース・T原氏
T原氏はどんな編集者さんなのでしょうか?
自己紹介をお願いいたします!
編集歴7年目で、女性向け作品を担当しています。
作家さんが売れる作家さんになるためにお手伝いできることをやりたい!をモットーに仕事をしています。
担当作品柄、恋愛作品を読むことが多いです。
T原氏にとって作家獲得における担当をする判断基準は?
「たくさんの方に作品を読んでほしい」という方向性に向かって一緒に作品が作れると思ったら担当したいと感じます。
1つの作品を作るのに作家さんのたくさんの時間と苦労をかかるので
編集者として、作家さんが作った作品はたくさんの方に読まれて、ヒットしてほしい、と思います。
そのために、作家さんが興味がある題材・テーマをもとに
「ヒットの方向性」や「読者」を意識した作品づくりを提案します。
例えば作家さんがどんなふうにヒットしたいのか(メディア化したい、単行本がたくさん売れてほしい、バズりたいなど)
どんな読者に読まれたいか(仕事で疲れた女性に呼んでほしい、恋をしたい女子大学生に読んでほしいなど)など
そのようなヒアリングをしつつ、作家さんが悩まれている場合は「こんな作品を書いてはどうですか?」という提案もたくさんします!
細かいところというよりは作品を立ち上げる際の大きな枠組みで提案することが多いですね。
例えば、現在連載中の『欲望屋アンダーグラウンド』であれば、当初男2人のバディものだったのですが、GANMA!で売れるために片方女性への変更を提案しました。
作家さんが興味を持てるものでないといい作品は描けないと思うので、
趣味や好きなものなどのヒアリングをしっかりした上で、それとヒットが目指せる要素を組み合わせて提案しますね。
あと、こちらは技術的な面になりますが、書いてくださるセリフや演出にセンスを感じたり、原稿を一生懸命丁寧に書いているなと思う作家さんは一緒にやりたくなりますね。細かい背景などにこだわりを感じると声をかけたくなります。
T原氏が思うGANMA!のアピールポイントはなんだと思いますか?
やはりオールジャンルが描けることだと思います。
GANMA!では様々なジャンルを取り扱っているため、作家さんの挑戦したい気持ちに寄り添うことができます。
あと、連載までが早いことですかね。読切などの掲載が必須でないことは他社と違うポイントだと思います。
編集者になるにあたってどんな勉強をしましたか?
とにかくたくさんマンガを読みました。
マンガ以外では、いろんな編集者・クリエイターさんの本やシナリオの本も読みましたね。
ですが、マンガをたくさん読んでないと、そういった編集者さんやシナリオの本を読んでもピンとこないことが多いので、やはりマンガをたくさん読むというのが基礎かと思います。
またたくさんネームと自分の赤入れを社内の人に見せて意見をきいたり、
赤入れをする自分の感覚があっているのかどうなのか確認しています。
あとは、外部の編集の方に話を聞きに行ったりもしています。
新人作家さんがプロになるにあたって頑張って欲しいことは?
デビュー前であれば、作品を完成させて他の人(持ち込みでも周りの友人でも)に見せて意見を聞くことです。
たくさん描いて評価をもらうことで上達すると思います。
手応えが出てきたら読者を意識してほしいです。
誰に読んでもらいたいか、誰が読みたいと思ってくれるのかを具体的にイメージしてみてもらえると嬉しいです。
そうすることで、自分が読んでほしいと思った人たちに自分が届けたいものを考えるようになると思うので、商業での執筆に大事な「読者」を意識した作品づくりが自然と身につくようになるのではと思います。
これから持ち込みをされる応募者に一言!
良い経験になると思うので、ぜひ勇気を持って自分の作品を見せにきてもらえると嬉しいです!
楽しみにお待ちしております!