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何もかもが嫌になったら これを読め!!!超アッパー系バトルマンガ 『BLACK999』 を読むならNOWだ!

最近刺激的な娯楽、出会ってますか?

LINEで常に連絡を取り合い、SNSでは友達の華々しい近況報告に目を光らせる。コンビニは24時間営業で流行は光のスピードで流れていくこのストレス社会、皆様はどうお過ごしだろうか。
日々様々な大量の情報が脳に入っては出ていくこの令和2年、インターネットには過激な画像や映像が容易に出回り、多少の刺激では満足できなくなっているのは筆者だけではないだろう。
ただ過激なだけではない、脳のあらゆる所が活性化される刺激的な娯楽を人々は求めているのだ。

そんなゾンビのように娯楽を物色する皆様に是非ご紹介したいのが、
アッパー系バトルマンガ『BLACK999(ブラックナイン)』である。

『BLACK999』とは

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「そう、貴族に銃弾は無意味だ」
 東京23区を含む日本は真っ黒な塔の中にあった。 各区を統治するのは超常の能力と無敵の鎧に身を包む56人の少年「貴族」たち。 黒い塔を舞台に熱く生きる少年たちの「四王戦争」の物語。

まずは冒頭4ページをご紹介しよう。

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「おい!ただのよくある異能力バトルマンガやんけ!」と記事を閉じようとしたユーザーはもう少しお付き合いいただきたい。
『BLACK999』は普通のバトルマンガではない。
最初にお伝えしたとおり、アッパー系バトルマンガなのだ。

アッパー【upper】 の解説
1 靴の、足の甲をおおう部分。
2 「アッパーカット」の略。「アッパーを食う」
3 多く複合語の形で用い、上の、上方の、の意を表す。「アッパースイング」
出典:goo国語辞書より

アッパー系バトルマンガとは筆者の造語で、「見ていると気分が上がるマンガ」という意味と「斜め上を行くマンガ」という意味を併せ持つ。
早速『BLACK999』がアッパー系バトルマンガである理由をご紹介したい。

めちゃめちゃダセえ

初っ端から何を言っているんだと思うだろうが、とにかくこれを見てほしい。

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↑初期で登場する敵が決闘を申し込むカードを主人公に投げつけるシーン

はっきり言ってめちゃめちゃダサい。
真剣なバトルシーンに「ナウだ!」と急な中学英語が登場するため、一瞬脳内が「?????」でいっぱいになる。
なお、ダサいシーンはここだけに留まらない。主人公の前に突如現れる謎の青年、日輪(ひのわ)が放つ必殺技がコチラだ

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ファイアハンド だ、だっせえーーーーーーー!!!!!!

中学生が3秒で考えたんか?と言いたくなる必殺ワザである。ちなみにこのシーンは正真正銘の真面目シーン。終始このテンションで物語は進行する。


『BLACK999』はダブル主人公だ

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↑左がつばめ 右が日輪
つばめが可愛い系で日輪がかっこいい系だ。ちなみに筆者はつばめ君派である。

主人公の一人である佐々木つばめの顔は、自称「星のように綺麗」だ

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自分で言っちゃう?と思うが、実際に綺麗なので「あ…せやね…」となんとも言えない表情になる。
ちなみにここでつばめが脱いでいるパーカーの重さはというと…

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↑120kgある

はっきり言って、面白すぎる。

ちなみに、つばめは日輪に決闘を申し込む。

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またでてきたよ しかもカードにまでNOW
しかし安心してほしい。決闘を申し込むシーンは物語に何度も登場するため、不思議なことに途中から脳が慣れて「かっけえ~~~~!!!!!!!」と思えるようになってくる。嘘じゃない。恐ろしいことに本当である。

絵が繊細なだけに笑っていいのかわからないシーンが連発する『BLACK999』だが、ここまで読んでくれた読者はすでにアッパー感を体感していただけたのではないだろうか。とにかく『BLACK999』は斜め上を行く「ダサかっこいい」マンガなのだ。

そんな超だせえ『BLACK999』の第一章である
「渋谷炎上編」がついに完結

『BLACK999』は区域に分かれてバトルを行い、支配する地域を奪い合ういわゆる「陣取りゲーム」のような物語である。
「渋谷炎上編」では、主人公のつばめ属する「渋谷区」に対して、「杉並区」の阿部猩摩(あべしょうま)と 「江戸川区」の原緋鶴(はらひづる)の2陣営からの同時攻撃が仕掛けられる。

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↑渋谷区に仕掛けられる無慈悲な攻撃

迎え撃つのはもちろん渋谷区領主である佐々木つばめと謎の青年である日輪だ。

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つばめは氷を操り、日輪は炎を操る。いい。かなりかなり好きだ。オタクはこういう「二人で一つ」「対照的なペア」「陰陽」みたいなのが大好きなのだ。

「杉並区」の敵である阿部猩摩は、口に巻物型のカートリッジをはめることで能力を最大限まで開放する“シノビ”だ。まだまだ未熟なつばめはこの厄介な能力にかなり苦戦することとなる。

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↑阿部猩摩の能力開放時の姿。杉並区のラッパーと呼びたい。
俺たちの『BLACK999』はこんな時にもダサさを忘れない。

もうひとりの敵である 「江戸川区」の原緋鶴は「炎の神官」を自称する能力者である。その力は日輪を上回るほど…。

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↑圧倒敵能力に蹂躙されるつばめと日輪

このような強敵に次々と渋谷区は狙われることとなる。

最高にアガるバトルシーン

「渋谷炎上編」は、『BLACK999』の物語の中で初めに描かれる他区との大きな戦争である。それ故に、最高にかっこいいバトルシーンを見ることができる。

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↑阿部猩摩に日輪が一撃を食らわせるシーン

当初ファイヤハンドを「ダッッッッセ!!!!」と思っていたユーザーはこの頃になると「かっけえ…」と思い始めていることだろう。

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↑つばめと緋鶴のバトルシーン どちらも鳥類なので、「雑鳥」か
もはや美しくすらある

『BLACK999』の魅力は派手な演出のバトルだけではない。戦いの中での冷静な戦略も楽しむことができる。たとえばこのシーン。

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↑緋鶴はつばめの策略で目を一時的に潰されるが…

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↑研ぎ澄まされた直感でつばめの位置を把握する。
が、それも見越してつばめは攻撃を防いでいた。

この頃になると、読者も『BLACK999』の魅力に取り憑かれていることだろう。最後に、つばめのピンチに駆けつける日輪を御覧いただきたい。

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かかかかか、かっけえ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もう「目玉焼き?」とか「83分?」とかはどうでもいい。とにかく数々の刺激で極限まで『BLACK999』に適応した脳内は「ほえ~~~~~!!!!!かっけえ~~~~!!!!!」としか思えなくなるかなりハイな状態に切り替えられている。

『BLACK999』は、熱く生きる少年たちの「四王戦争」の物語である

冒頭の説明でもあげられたように、『BLACK999』は「四王戦争」の物語である。杉並区と江戸川区との戦いは終わったが、これからも沢山の強敵が二人の前には現れるだろう。これからの展開を少し担当編集者に聞いてみた。

担当・U氏:
「現在休戦中の四王戦争が再開されます。
いよいよ14人vs14人のバトルが激化し、双方に本格的な脱落者や死者も出始めるスーパーシリアスな展開。
日輪とつばめ、対照的な2人がギリギリの闘いの中でどんな成長・変化を遂げるのかがこのシリーズの中心となります。
あと、BLACK999はガッチリとした戦争をするのですが、
その中の男爵達のドラマが凄く人間臭くてシビアで、でも結局エモくて…ソコも見どころの一つだと思います。
想定よりずっと熱い読者の皆様にご支援いただいて続いているBLACK999。
熱い物語で返していきますので、今後ともよろしくお願い致します!」

いよいよ物語の核心である「四王戦争」が始まるようだ。今後の展開に更に期待が高まる。

今後、自分の名字のキャラが出てくるかも…

キャラクターには佐々木、山崎、三浦といったよくある名字が使用されている。担当編集者曰く、「あえてありきたりな名字にしている。その方がその名字の読者は楽しんでくれると思うから」とのこと。なんというサービス精神。
自分が編集者だったら、絶対キャラに蜂須賀(名字数全国順位2,825位)や伊集院(名字数全国順位4,124位)などといったレア名字をつけてしまっている。ちなみに筆者の名字は田中(全国順位4位)だが残念ながらまだ出ていない。

田中の存在について、担当編集のU氏にこっそり聞いてみた。

担当・U氏:
「田中は12人の中にいます!ワリとカッコイイ感じで京都区を治めるロードで白髪キャラ。」

なんと、本記事初公開の今後登場する「田中」についてイラストまでいただくことができた。

こちらが今後登場予定の田中だ!

田中白漣斎

え…かっっっっっっっっっっっっっこよ!!!!!!!!!!!!!!
ワリとかっこいいどころではない。
田中といえば黒髪のモブと相場が決まっているが(個人の感想です)いまだかつてこんなにも田中がかっこいい強キャラ的なオーラを醸し出したことがあっただろうか。今、全国の田中がBLACK999によって報われたことは間違いない。
田中百漣斎が登場した暁には、社内で「我、田中ぞ?」ばりに田中を主張していきたい。全国137万7,000人の田中さんは、共に田中百漣斎の登場を心待ちにしよう。

アッパー系バトルマンガ『BLACK999』を
本当に読んでほしい!是非読んでほしい!

ご紹介したとおり、『BLACK999』はストーリー自体は王道なものの、あらゆる所が少し変わったバトル漫画だ。まさに正面でもなく頭上でもない、斜め上の作品といってもいいだろう。
世の中に刺激的なコンテンツは正直ありふれている。ただただエロい、ただただ怖い、ただただグロい…そんなものを見飽きてしまった読者に是非この漫画をお届けしたい。

これからのマンガ業界に求められるのは、パクチーである

よくある刺激的なコンテンツが「砂糖」「塩」「醤油」などといったありふれた味だとしたら、『BLACK999』はパクチーである。
一筋縄では行かないのだ。好きな人はめちゃくちゃ好き。嫌いな人は嫌い。
ある種、人を選別するコンテンツといえるだろう。

このWEBマンガ全盛期時代、マンガは過激さを競いあっている。
まるで刺激のチキンレースである。
だがしかし、チキンレースにはいつか限界が訪れる。より多くの人にコンテンツを届けられるようになったこの時代、求められるのは過激さのみに頼らないパクチーのような変化球の面白さだと筆者は感じている。
『BLACK999』はまさにそのニーズを満たした新しい世代のマンガなのだ。
それだけに、皆さんに『BLACK999』を心の底から読んでほしい。

そんな『BLACK999』はGANMA!で連載中!

今回ご紹介した「渋谷炎上篇」は完結しているため、決着まで一気に無料で読みすすめることができる。
週末は自宅で『BLACK999』でハイになってみるのもいいだろう。

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さて、ここまで読んでくれた読者ならこの質問にも答えられるだろう。

『BLACK999』を読む時は?




ナウだ!!!!!!!!!